コラム
メルマガコラムを編集・加筆しました。

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「大人のニキビのために」 http://bouquet.or.tv/nikibi
不定期発行  Vol.051  (10/23/2008)
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《もくじ》

●コラム【とかちの窓から】
 第50回 『保険適用となったニキビ治療薬アダパレン(3)』
 (著:とかち皮膚科院長・とかち美白研究所所長 大石先生)

●編集後記

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●コラム【とかちの窓から】
 第50回 『保険適用となったニキビ治療薬アダパレン(3)』

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こんにちは。とかち皮膚科院長・とかち美白研究所所長の大石真暉です。

まず最初にご連絡です。
ニキビの外用治療剤『アダパレン:商品名 ディフェリン ゲル』
(以下 DG)の発売が早まりました。

11月以降の発売が予定されていたようですが、
10月21日(火)に前倒しで発売となりました。

このメルマガが配信される頃には、皮膚科でも処方可能となります。

但し、実際に処方するかは、個々の皮膚科の先生の判断によりますので、
注意が必要です。

(診療の妨げにならない程度に、節度を持って、電話などで問い合わせる
 ことは大丈夫と思います。)


とかち美白研究所では、VCローション等を購入されている方に会報を
毎月発行しております。

そこの片隅に『ニキビ治療の4ヶ条(4決め!)』というものを載せて
います。
(思い当たる所があれば今日から早速実行してみて下さい。)

☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆

『ニキビ治療の4ヶ条(4決め!)』

今日から私は以下の4つを良く守り、
ニキビ改善を目指すことに決めました!

(1)爪を切って手は下に置くことに決めました。
(2)髪型は適切にアレンジすることに決めました。
(3)規則正しい生活を送ることに決めました。
(4)お肌はしっとり潤いを保つことに決めました。

☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆

これは私が皮膚科診療を18年やってきた中で非常に重要と思い標語に
したものです。

ニキビ治療には様々な治療方法があり考え方も様々です。

このコラムでは、第15回までは『ニキビ治療の4ヶ条』を系統立てて
解説してきました。

第16回からは『落ち穂拾い』と題して、『ニキビ治療の4ヶ条』を
『基本中の基本(中核)』と考え、日々気付いたニキビ治療に関連した
こと一つ(今まで取り上げていなかったが重要なことなど= 落ち穂 )
にフォーカスをあて(= 拾い )、お話させていただいています。

(バックナンバーは http://www.bihaku-labo.com/columnframe.htm
 をご覧下さい。)

このメルマガではこれまで、2回に渡って、保険適用となり、
一般の皮膚科でも処方可能となった、
ニキビの外用治療剤『アダパレン:商品名 ディフェリン ゲル』
(以下 DG)について、お話させていただきました。

初回は、薬の特長や効果を発揮するメカニズムに関して、
前回は、実際の使用方法等について解説させていただきました。

今回は、更に情報収集に努め、価格や実際の使用感、副作用対策等に
ついて解説して〆とさせていただきます。

(量・価格・保存法について)

まず、価格です。1本15g 入りで、約1、770円 です。
診察料等も含め、DG1本のみ処方されたとして、2千円位でおつ
りがくる位の自己負担ではないかと思います。
(院内処方や院外処方の別により負担が変わります。)

1gで顔全体に塗ることができる量を設定しているとのことです
ので、1本で2週間は楽にもつと思います。

開封後は、常温保存で少なくとも数ヶ月は品質が維持できる様です。

(使用感・使用上の注意について)

手元にサンプルが届きました。数日間、試しに顔に塗ってみました。
使用感は、ゲルの伸びが良く、私の場合は特に問題ありませんでした。
でも塗り続けるに従って、少しカサカサしてきている様です。

実際に塗るのは就寝前ですが、塗り忘れることがあると思います。

『前日に塗り忘れた場合でも、
 用法・用量どおり就寝前に使用して下さい。
 1日に2回塗ったり、1回に2回分を塗ったりしないで下さい。』

これは大切です。

指で塗ると指が乾燥しますので、
『塗った後は必ず手を洗って下さい。』

綿棒で塗るというのがいいかもしれませんね。

これからは、冬の乾燥時期となりますので、
特に、敏感肌の方や乾燥肌の方は、注意が必要と思われます。

(乾燥対策等について)

乾燥症状は必発と言えますが、乾燥対策を以下に述べます。
乾燥などを防ぐためには、保湿力の高い化粧品などの使用が不可欠です。

使用法としては、
『化粧水や乳液などを使用して肌になじませた後、DGを塗って下
さい。』

当研究所の製品の場合ですと、ローション→美容液→DG
の順番となります。

メーカーの説明では、乾燥症状がでても3ヶ月塗り続けることが重要
とのことです。

『3ヶ月使用を継続するためには、乾燥対策が最大のカギ』
 と言っても過言ではありません。

それから、
『DGを塗った後、メイクアップをする場合、ある程度時間を置い
た方が良いのか?』という疑問が出てきます。

それについては、
『DGは5分後に毛包に分布し、2時間貯留します。
 どうしてもメイク前に塗る場合は、
 できれば、DGを塗った後、5分程なじませて(=毛包に浸透させて)
 から、メイクする方法が良い。』
とのことです。

以上、問題となりそうな所をピックアップしてみました。

今回のポイントは以下の通りです。

☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆

 【今回の4決め!落ち穂拾い】                

【保険適用となったニキビ治療薬アダパレン(3)】

 ■ニキビの外用治療剤『アダパレン』、
  商品名『ディフェリンゲル0.1%』(以下DG)が保険適用 となり、
  10月21日には、一般の皮膚科でも処方可能となりました。

 ■ニキビでは、『微小面皰』から『閉鎖性面皰』へと進展し、
  『開放性面皰』を生じたり、さらに、炎症が起こり、
  『紅色丘疹(赤ニキビ)』や『膿疱』などの『炎症性皮疹』
  へと到ります。

 ■『DG』は、
  皮膚の表皮に存在するレチノイン酸レセプターに選択的に結合し、
  毛包上皮細胞の角化を制御するため、
  『面皰』の形成を抑制し、『炎症性皮疹』への進行を防ぎます。

 ■『DG』はいわば、『ニキビの根元を断つ』という薬です。

 ■『DG』には、副作用もあり、
   以下の特長を良く理解した上で、慎重に使用することが大切です。

 ■ (効能・効果) 
   顔面の尋常性ざ瘡(普通のニキビ)にのみ使用します。

 ■ (用法・用量)
   1日1回就寝前、洗顔後、水分を拭き取り、
   顔面のニキビが発現している部位に適量を塗布します。

 ■ (使用上の注意)

 1)『DG』は、外用開始後2週間以内に、皮膚乾燥、皮膚不快感、
   皮膚剥脱、紅斑、そう痒症などの皮膚刺激感を生じることが
   あります。

 2)副作用は、通常、軽度で一過性ですが、発生後、継続使用中に
   消失又は軽減しない場合は、休薬や使用中止が必要です。

 3)他の刺激性のある外用剤
  (イオウ、レゾルシン、サリチル酸を含む薬剤、
   乾燥作用が強い石鹸や化粧品、ピーリング剤等)
   との併用の際には、
   皮膚刺激感を増すおそれがあるため注意が必要です。

 ■ (妊婦、産婦、授乳婦等への使用)

 1)妊婦又は妊娠の可能性のある女性に対しては使用できません。

 2)授乳中の婦人には、使用しないことが望ましいですが、
   やむを得ず使用する場合には授乳を避けることが必要です。

 3)小児への使用
  [12歳未満の小児に対する安全性は確立されていません。]

 4)国内において、36歳以上の患者に対する使用経験がありません。
  (12歳〜35歳までの男女が保険適用となるようです。)

 ■ (量・価格・保存法について)

 1)1本15g 入りで、約1、770円 です。(2週間分)

 2)診察料等も含め、DG1本のみ処方されたとして、
   2千円位でおつりがくる位の自己負担です。
  (院内処方や院外処方の別により負担が変わります。)

 3)開封後は、常温保存で少なくとも数ヶ月は品質が維持できます。

 ■ (使用上の注意について 追加)

 1)前日に塗り忘れた場合でも、
   用法・用量どおり就寝前に使用して下さい。
   1日に2回塗ったり、1回に2回分を塗ったりしないで下さい。

 2)指で塗ると指が乾燥します。塗った後は必ず手を洗って下さい。
   (綿棒で塗るのがいいかもしれません。)

 ■ (乾燥対策について)

 1)これからは、冬の乾燥時期となりますので、
   特に、敏感肌の方や乾燥肌の方は、注意が必要と思われます。

 2)乾燥などを防ぐためには、保湿力の高い化粧品などの使用が
   不可欠です。

 3)化粧水や乳液などを使用して肌になじませた後、DGを塗ります。

 4)当研究所の製品の場合、ローション→美容液→DGの順番です。

 5)乾燥症状がでても3ヶ月塗り続けることが重要とのことで、
  『3ヶ月使用を継続するためには、乾燥対策が最大のカギ』
  と言っても過言ではありません。

 6)DGを塗った後、メイクアップをする場合、
   DGを塗った後、5分程なじませて(=毛包に浸透させて)
   から、メイクする方法が勧められます。

☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆「落ち穂 その34」彡☆彡☆彡☆彡☆彡

保険適用となったニキビ治療薬『アダパレン』、
商品名『ディフェリンゲル0.1%』(DG)について、
3回に渡って解説しました。

発売が前倒しになるなど、ドタバタしてしまいましたが、
この薬の登場は、ニキビの保険診療にとっては大きな朗報です。

このコラムが、これからDGを使用になられるニキビ患者さんにとり、
良き指針となれば幸いです。

次回は、第47回のコラムでとり上げた、
『年齢不詳化プロジェクト』のその後について、
お話させていただく予定です。

それでは。

おおいし まさき(大石 真暉:ペンネーム)
(昭和41年北海道帯広市生まれ。平成6年札幌医大大学院修了。平成7
年同皮膚科学講座助手。平成9年とかち皮膚科開院。平成14年とかち
美白研究所開所。日本皮膚科学会認定皮膚科専門医・医学博士)
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  └─────────────────────────────┘
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●編集後記
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いよいよアダパレンが保険適用で処方してもらえますね!
この吉報を待っていた方も多いのではないでしょうか。

ニキビ体質がすっかり改善してきたと油断していた先日、なんと顎に憎きニキビ
発生してしまいました(泣)
ここ1ヶ月は仕事に追われ、運動もせず1日中パソコンに向かい、ストレスがたまる
生活だったからでしょうね…。
恐るべしストレス。。。
仕事の合間をぬって、ウォーキングに行ったり、エアロビに通ったりという生活を
していたら、ニキビも悪化せず、パワーダウンしてきました。
日頃の生活習慣は本当に体に影響があるんだなと改めて実感しました。

では、また次号で。

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