コラム
メルマガコラムを編集・加筆しました。

● For Ad Acne ●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
「大人のニキビのために」 http://bouquet.or.tv/nikibi

不定期発行  Vol.027  (10/12/2006)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━●
《もくじ》
●コラム【とかちの窓から】
 第26回 『皮膚科専門医について』
 (著:とかち皮膚科院長・とかち美白研究所所長 大石先生)
●新着皮膚科情報
 サイトアンケート等で寄せられた皮膚科情報 
 東京、大阪
●クチコミ情報1
 「トレチノイン」(読者さんアンケートより)
●クチコミ情報2
 「ハウスオブローゼのカミツレ原液」(読者さんアンケートより)
●《当サイト共同企画》新規提携のお知らせ
●編集後記
 (ニキビの悩みの気の持ち方)
--------------------------------------------------------------------
●コラム【とかちの窓から】
 第26回 『皮膚科専門医について』
--------------------------------------------------------------------
こんにちは。とかち皮膚科院長・とかち美白研究所所長の大石真暉です。
先日、連休を利用して地元の『十勝川温泉』に1泊してきました。
http://www.tokachigawa.net/index2.html を参考にして下さい。)
時々、息抜きに入る、世界的にも珍しい『モール温泉』はリラックスでき
てなかなか良いものです。
露天風呂から眺める十勝の秋の景色は、普段の疲れを癒すにはもってこい
です。最近は、海外からの宿泊客も増えているとのことです。
このメルマガの読者の方も一度いらっしゃって下さい。
とかち美白研究所では、VCローション等を購入されている方に会報を
毎月発行しております。
そこの片隅に『ニキビ治療の4ヶ条[改訂版](4決め!)』というもの
を載せています。
(改訂にいたる経緯は 第23回のコラムを参考にして下さい。)
(思い当たる所があれば今日から早速実行してみて下さい。)
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
『ニキビ治療の4ヶ条[改訂版](4決め!)』
今日から私は以下の4つを良く守り、
  ニキビ改善を目指すことに決めました!
(1)爪を切って手は下に置くことに決めました。
(2)髪型は適切にアレンジすることに決めました。
(3)規則正しい生活を送ることに決めました。
(4)お肌はしっとり潤いを保つことに決めました。
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
これは私が皮膚科診療を16年やってきた中で非常に重要と思い標語にし
たものです。
ニキビ治療には様々な治療方法があり考え方も様々です。このコラムで
は、昨年まで『ニキビ治療の4ヶ条』を系統立てて解説してきました。
(バックナンバーは http://www.bihaku-labo.com/columnframe.htm
 をご覧下さい。)
第16回からは『落ち穂拾い』と題して、『ニキビ治療の4ヶ条』を
『基本中の基本(中核)』と考え、日々気付いたニキビ治療に関連した
こと一つ(今まで取り上げていなかったが重要なことなど= 落ち穂 )
にフォーカスをあて(= 拾い )、お話させていただいています。
本題に入る前に、ジャン・フランソワ・ミレー(1814ー1875)の名画
『落ち穂拾い』(1857年)オルセー美術館所蔵をご覧下さい。
http://www1.megaegg.ne.jp/~summy/gallery/glaneuses.html
先日、管理人様より、『皮膚科専門医』について取り上げて欲しいとの
御要望をいただき、今回はこれについて取り上げさせていただきます。
『皮膚科専門医』は、正式には『日本皮膚科学会認定 皮膚科専門医』
といいます。
最近、自称『皮膚科専門医』としている認定外の医師がでてきているそう
です。ご注意下さい!
http://www.dermatol.or.jp/ にアクセスし、市民のみなさま 
 をクリックすると、本当の 皮膚科専門医 を検索できます。)
私は元々皮膚癌のメラノーマに興味があって、『皮膚科』に入局しました。
私の場合は研究にも興味があったので、大学院にも同時に進学しました。
その際、どんなことがあっても、成し遂げようと思っていた目標がありま
した。
一つは、大学院を4年の年限で終了し、論文は海外の医学雑誌に掲載され
たものを医学博士号の論文とすることでした。
もう一つは、皮膚科専門医を最短で取得することでした。
前者は、普段の努力のかいあって、目標通りに達成できました。正直な話
これはかなりきついものがありました。自分の研究論文が海外の医学雑誌
に掲載されることが決まった時は、本当に飛び上がって喜びました。
40年の人生を振り返っても、嬉しかったことの1、2に入ります。
後者の『皮膚科専門医』は、『日本皮膚科学会』に5年所属して、普通に
学会活動を行えば取得できるものでした。
専門医試験に合格したときは、やはり嬉しかったですが。
この専門医試験は、学会発表を○回、論文△編を発表し、講習会に●回
出席するなどして、受験資格を得た後、試験(ペーパーと口答試問)
を受けて規定の点数を越えていれば合格できるものです。
医局の先生を見ていると、大体最短の5年で取っていました。
でも、あまり熱心でなかった先生は、1、2年遅れて取っていたようです。
1人での地方勤務が長かったなどの特殊要因が関係するかも知れませんが、
普通の皮膚科医はこの『日本皮膚科学会認定 皮膚科専門医』を持ってい
ます。
個人的には、これは皮膚科を標榜するための必要条件の一つに過ぎないと
考えています。その後の、臨床経験や日頃の勉強も重要ですから。
普通の皮膚疾患は皮膚科専門医に診てもらうのが一番良いでしょう。
では『ニキビ』ではどうでしょうか?
私は、やはり皮膚科専門医が中心となるべきと考えます。
しかし、それ以外の婦人科や漢方を専門にされている医師でも、それぞれ
の立場でホルモンバランスや漢方的なアプローチを試みるのは賛成です。
『ニキビ』、特に『大人のニキビ』の場合では、原因は様々です。
各科の先生の力が結集され、結果として『ニキビ』が改善すれば、良いと
考えています。
但し、それには以下の前提条件があります。
(1)責任を持って、長期に渡って実績を積むこと。
(2)他の科(皮膚科など)の医師の立場をむやみに否定しないこと。
(1)について例をあげてみます。
思いつきで『ニキビ』領域に取り組んでみたものの、思った程収益が上
がらなかったので、1年程で撤退して行方不明になってしまった。
最近よく聞く話です。これでは困ります。
また、皮膚科の基本的なことについて学習しておいていただきたいと思い
ます。意外と小さなことが大きなトラブルにつながることがあります。
(2)について考えてみます。
皮膚科では、保険診療で『ニキビ』治療を行うことができます。
保険診療ではできることに限りがあります。そのため、通り一遍の治療と
なってしまうことがあります。(いろいろ工夫することはできますが。)
でもこれは患者さんの経済的負担を考えてのことでもあるのです。
『薬代も合わせて2千円位なら大丈夫かな?』などと私は考えます。
『ニキビ』治療で何万円も払える人はそんなにいないと思います。
ミノマイシンなどの抗生剤を使った治療はとかく批判されがちですが、
保険診療は重要です。(第12回のコラムを参考にして下さい。)
それから、医師は、自分の科を中心にものごとを考える傾向があります。
私はコラムの中で、何回か『便秘』について解説しました。内容には慎重
を期していますが、ニュアンスの違いや多少の誤りが含まれている可能性
があります。
このことは、消化器科の医師からみたら、領空侵犯的に思える可能性が
あり、つい反論してみたくなるかもしれません。
私は『ニキビ』の患者さんを診察して、『便秘』の改善の重要性に気付い
て解決法を模索している所なのです。
これを馬鹿げていると否定しないで欲しいということです。
逆に、消化器科の先生で、
『成人女性で頑固な便秘で悩んでいる人には、ニキビ顔の人が多いな。』
と気付いている方も少なくないはずです。
現代医学は細分化が進みすぎていることがむしろ問題になってきています。
家庭医等を志望されている医師も多くはなっていますが、専門医を目指す
傾向はまだまだ根強いです。
一つのことを別の見地から、総合的に見ることは、医学ばかりではなく、
様々な分野で非常に重要なことです。
最近コラボレーション(共同、協力)という言葉を良く聞きますね。
各科の医師が協力し、知恵を出し合ってよくなる疾患の代表、それが
『ニキビ』ではないかと思います。
こう考えてみると、将来的には、
各科の専門医が集まった『ニキビ治療センター』
ができる可能性もありますね。その日が待ち遠しいですね。
今回のポイントは以下の通りです。
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃                              ┃
┃【今回の4決め!落ち穂拾い】                ┃
┃                              ┃
┃【 『皮膚科専門医について』 】              ┃
┃                              ┃
┃ ■ 『皮膚科専門医』は、正式には             ┃
┃   『日本皮膚科学会認定 皮膚科専門医』といいます。   ┃
┃                              ┃
┃ ■ http://www.dermatol.or.jp/ にアクセスし、    ┃
┃   市民のみなさま をクリックすると、検索できます。   ┃
┃                              ┃
┃ ■ 普通の皮膚疾患は皮膚科専門医に診てもらうのが     ┃
┃   一番良いでしょう。                  ┃
┃                              ┃
┃ ■ 『ニキビ』、特に『大人のニキビ』の場合では、     ┃
┃   原因は様々です。                   ┃
┃                              ┃
┃ ■ 皮膚科を中心に婦人科、漢方など各科の力が結集され、  ┃
┃   『ニキビ』が改善するのが、望ましいです。       ┃
┃                              ┃
┃ ■ 皮膚科以外の科の医師が『ニキビ』治療に取り組む場合は ┃
┃   (1)責任を持って、長期に渡って実績を積むこと。   ┃
┃   (2)他の科(皮膚科など)の医師の立場をむやみに   ┃
┃      否定しないこと。                ┃
┃   が必要です。                     ┃
┃                              ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━「落ち穂 その10」 ━━┛
秋の夜長は読書にもってこいですね。
本屋さんの店頭には、つい手に取ってみたくなるような本が一杯です。
気分転換に今まで読んだことのない分野の本にチャレンジするのは良い
かも知れません。
でも夜更かしには注意しましょう。睡眠不足はお肌の大敵ですよ。
それでは。
おおいし まさき(大石 真暉:ペンネーム)
(昭和41年北海道帯広市生まれ。平成6年札幌医大大学院修了。平成7
年同皮膚科学講座助手。平成9年とかち皮膚科開院。平成14年とかち
美白研究所開所。日本皮膚科学会認定皮膚科専門医・医学博士)
━━[ ▼PR ]━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┌───────◆全国47都道府県に3万4千本の出荷実績◆───────┐
┌───────◆ 5、050名がお使いのドクターズコスメ ◆───────┐
  │ ビタミンC誘導体5%のVCローションが100mlで3,150円  │
    │ ヒアルロン酸が27mlで1,200円 3400本突破! │
   │ アンチエイジング・美白 高機能クリーム 2200個突破!  │
  │ 新たな美白効果持続・抗酸化成分フラーレン配合 50g 特別価格 4,200円 │
 │  皮膚科専門医が所長を勤める『とかち美白研究所』が全国に迅速発送! │    │    
             ↓  ↓  ↓            │
  │        http://www.bihaku-labo.com/  │       
         │ ケータイサイトがオープンしました。│
http://www.bihaku-labo.com/k
          ★★★★ 最新ニュース★★★★
  │   8月1日に 新美白系美容液(内容量27ml) 発売しました。 │
   │    販売本数 300本 突破! │
│ 次世代型ビタミンC誘導体APPS、 │
│ 水溶性ビタミンE誘導体、抗酸化剤フラーレン、 │
│ 高い美白効果を有する新成分ダーマホワイト、 │
│ ヨーロッパで古くから伝わる「パン酵母美容法」 │
│ より生まれたチトカタライザー等の最新の成分を │
│ 吟味の上、最適に配合。 │
│ とろりとしたテクスチャーの美容液タイプの │
│ エッセンスです。 │
│ とても デリケートな目の周りにアイクリームと│
│ しても、お使いいただけます。 │
│                         │
│ 価格はshop@bihaku-labo.com │
│ にお問い合わせください。 │
     ★★★★ 最新ニュース★★★★
 └─────────────────────────────┘
━━[ ▲PR ]━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
--------------------------------------------------------------------
●新着皮膚科情報(サイトアンケート等で寄せられた皮膚科情報)
--------------------------------------------------------------------
◎青山小林クリニック/東京都渋谷区神宮前5-52-2 青山オーバルビル2F
Tel.03-5468-3525 HP http://www.aoyama-kobayashi.com
《病院コメント》 
治療後何週間か多少赤くなりますが、1ヶ月そして数ヶ月経つ内に、治療効果
が分かります。 皮脂腺を焼くにきびの根本的治療です。

◎内海皮膚科クリニック/大阪府北区梅田
《病院コメント》 
治療薬として液体の薬のみ、この病院オリジナルのもの(?)らしく、
診察料と一緒に会計でいただきました。液体薬は硫黄の粉がまざったもの
です。あとは塗り薬を数種、腫れのあるもの、痛痒いもの、油っぽいもの
に応じて多少の塗りわけをするというものでした。
飲み薬は前半と後半に分かれて2種類出ました。(最初の1週間はこれ、
そのあとはこれ、というように)この病院はそれぞれ病気(症状)につ
いてや予防策を書いたしおりのようなものをくれます。
---------------------------------------------------------------------
●クチコミ情報「トレチノイン」(読者さんアンケートより)
----------------------------------------------------------------------
皮膚科でもらったトレチノインは良かったと思います。ただ、かなり痛いので
途中で止めてしまいましたが、ニキビがひどい時は今でも時々使ってます。
----------------------------------------------------------------------
●クチコミ情報「ハウスオブローゼのカミツレ原液」
(読者さんアンケートより)
----------------------------------------------------------------------
ハウスオブローゼのカミツレの原液を使っている入浴剤があるのですが、それ
を寝る前に綿棒につけてからニキビにつけて寝るとよく朝、赤みが引いている
ので、よく使っています。これは、ハウスオブローゼの店員さんに聞いた方法
ですが、ニキビあとにも使えていいですよ。値段もお試し用を売っているので、
250円くらいです。
----------------------------------------------------------------------
●(株)ペレインターナショナルさんと当サイトで共同企画開始します!
----------------------------------------------------------------------
フラーレンとVC誘導体配合のローション『G+Fローション』を販売している
(株)ペレインターナショナルさんに当サイト特典を用意してもらいました!
◎当サイト専用購入ページ http://pele.bz/plan/otonanonikibi
から購入すると“初回注文のみ送料無料!!”になります。
(今後販売数が伸びれば、リピートの場合も送料無料特典になる可能性アリ。
交渉中です。)
私も『G+Fローション』を試させてもらいましたが、とろりとしたローション
で、使用後の肌がもっちり☆しました。これ1本で美容液やクリームがいらない
くらい保湿が良いです。肌の調子も良くなって、新しいニキビは発生してないし、
ニキビ跡も薄くなったような気がします。
なかなかオススメのローションなので(難点は値段が高い…)、興味のある人は
おトクな共同企画をご利用くださいね。
----------------------------------------------------------------------
●編集後記
--------------------------------------------------------------------
すっかり秋ですね。夏大好きの私にはちょっと寂しい季節です。
肌は乾燥しがちになるので、保湿ケアに気を付けましょう。
今回の私なりの精神面の鍛え方(ニキビの悩みの気の持ち方)は、
●同じ悩みを抱えた人と悩みを共有し、お互い励ましあう。
ニキビに悩む気持ちは、おそらくニキビで悩んでいる人にしか本当に悩む気持ち
は理解してもらえないのではないかと思います。
皆さんも親や友達が同情して心配してくれても「何か違う…本当には理解してく
れていない」と感じることがあったのではないでしょうか?
同じ悩みを抱える人だと、「その気持ちわかる!」とか「自分だけがこんなこと
で悩んでいたんじゃないんだ」と安心したり、わかり合える部分があります。
悩んで一人で悶々としている方は、是非当サイト掲示板をご利用ください。
http://www.bouquet.or.tv/nikibi/yybbs2006/yybbs.cgi?
そして、他の方の書き込みにもレスしてみてください。
「私は人にアドバイスできるほど詳しくないから」などと躊躇せずに、知ってる
事、試したこと、辛い気持ちがわかる事を伝えるだけでも、レスを貰った人は嬉
しいものなんですよ。
自分が心に溜めていた気持ちを吐き出すだけでも気持ちがラクになるし、人にレ
スしてる内に自分の考えが整理できたりしますよ。
是非、積極的に掲示板を使ってくだざいね!
では、また次号で。
----------------------------------------------------------------------
★今回の内容はいかがでしたか?
 いいな、と思われたらお友達にぜひ転送を♪
【お勧めメルマガ 「大人のニキビのために」】
 ⇒http://bouquet.or.tv/nikibi/merumaga.html

 

 

メールマガジン
メールアドレス:
 
詳細ページ
皮膚科処方のビタミンC、ピーリングやアトピー肌向け化粧品

●Vol.027
(2006年10月12日号)
●Vol.026

(2006年9月15日号)
●Vol.025
(2006年8月9日号)
●Vol.024
(2006年7月15日号)
●Vol.023
(2006年6月15日号)
●Vol.022
(2006年5月15日号)
●Vol.021
(2006年4月14日号)
●Vol.020
(2006年3月12日号)
●Vol.019
(2006年2月11日号)
●Vol.018
(2006年1月15日号)
●Vol.017
(2005年12月20日号)
●Vol.016
(2005年11月16日号)
●Vol.015
(2005年10月24日号)
●Vol.014
(2005年9月15日号)
●Vol.013
(2005年8月18日号)
●Vol.012
(2005年7月14日号)
●Vol.011
(2005年6月16日号)
●Vol.010
(2005年5月16日号)
●Vol.009
(2005年4月21日号)
●Vol.008
(2005年3月29日号)
●Vol.007
(2005年3月11日号)
●Vol.006
(2005年2月17日号)
●Vol.005
(2005年1月20日号)
●Vol.004
(2004年12月29日号)
●Vol.003
(2004年12月15日)
●Vol.002
(2004年11月16日号)
●Vol.001創刊号
(2004年10月11日号)

HOME

 
Click Here!