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Vol.006 （2/17/2005)
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さて、バレンタインデーも過ぎましたが、いかがお過ごしでしたか？
恋パワーは肌への影響も大きいから、ニキビ肌に臆せずに恋したいもので
すね。ニキビを治して、より積極的な自分になれるように、メルマガ情報
を役立てて下さいね。
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《もくじ》
●コラム【とかちの窓から】
『髪の毛で隠さナイ（２）』
（著：とかち皮膚科院長・とかち美白研究所所長 大石先生）
●クチコミ情報1
「アレルゲンなど、外的要因を特定する」（読者さんアンケートより）
●クチコミ情報2
「弊害」（読者さんアンケートより）
●クチコミ情報3
「運動（エアロビやジョギング）」（読者さんアンケートより）
●クチコミ情報4
「体質改善」（読者さんアンケートより）
●クチコミ情報5
「体生活習慣」（読者さんアンケートより）
●クチコミ情報6
「ルミンＡ」（読者さんアンケートより）
●編集後記
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●コラム【とかちの窓から】 第５回 『髪の毛で隠さナイ（２）』
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こんにちは。とかち皮膚科院長・とかち美白研究所所長の大石真暉です。
１月末に皮膚科の小さな学会があり、釧路市に行ってきました。偶然帰りの列
車の車窓から、SL冬の湿原号という蒸気機関車が煙を吐いて走る姿をみました。
C１１ー１７１号という機関車で、数年前から冬場に釧路と標茶間を走っている
そうです。私は旅行が好きですが、３〜４歳頃機関車に乗って旅行した頃の事
を懐かしく思い出しました。ステップを降りたら顔にうっすらとすすがついて
いたのを今でも憶えています。現在は時間に追われ果たせませんが、将来はゆ
ったりとした昔ながらの旅を楽しめたらと思っています。
（SL冬の湿原号については http://kushiro.com/cool/sl/ を参考にして下さい。）
ニキビ治療には様々な治療方法があり考え方も様々ですが、このコラムが皆様
のニキビ改善のちょっとしたヒントになれば幸いです。また、冬は空気が乾燥
しておりますので、お肌の保湿や体調に十分注意して下さい。
とかち美白研究所では、ＶＣローションを購入されている方に会報を毎月発行
しております。そこの片隅に『ニキビ治療の４ヶ条（４ナイ）』というものを
載せています。（思い当たる所があれば今日から早速実行してみて下さい。）
（１）爪を切っていじらナイ （２）髪の毛で隠さナイ
（３）夜更かししナイ （４）乾燥させナイ
これは私が皮膚科診療を１５年やってきた中で非常に重要と思い標語にしたも
のです。
前回『髪の毛で隠さナイ（１）』では、『髪の毛の刺激により、ニキビは悪化
します。長年の髪型は変えたくないものですが、ニキビに髪の毛がふれないよ
うに少し変えてみませんか？』と、髪の毛で隠さナイことの大切さを説明しま
した。第５回の今回は、少し脱線気味になりますが、最近の外来で経験したこ
となどを交えてお話します。
先日、患者さんでニキビが診察の度にどんどん改善してきた方がいらっしゃい
ました。（仮にAさんとさせていただきます。）Aさんの治療は普通の保険診療
が主体で、VCローションは最近になって使い出したばかりです。Aさんは、初診
時は顔一面に膿疱を伴った赤ニキビがあり、ニキビ跡も目立ち、表情は私も引
き込まれそうになる位に暗かったです。当然髪で思いっきりニキビを隠して、
爪も長い状態でした。初診時は髪と爪のことは厳しくチェックさせてもらいま
したが、内心『この患者さんは頑固そうだからダメだな。』と思っていました。
しかしながら、Aさんは再診時には髪はアップにして、爪も少し短めにしていま
した。私は『やる気が出てきたな。』と少し見直しました。その後、Aさんは診
察を重ねるごとに改善し、現在ではビタミン剤の内服とVCローションを使用す
るのみです。
先日少し時間があったので、再診時『人生変わりましたか？』と冗談交りで、
ちょっと聞いてみました。Aさんは、少し小声ですがニッコリと『はい。本当
に変わりました。ちょっと勇気を出して髪型を変えたのが良かったです。
ありがとうございます。』とおっしゃっていただきました。これは、医者冥利
に尽きる一瞬でした。
ちょっと脱線しますが、時々いろんな人から『先生は何でそんなに髪の毛が短
いのですか？』と聞かれます。
患者さんに身を以て、髪の毛でニキビを隠さないことの重要性を示すのが、主
な目的ですが、ちょっと昔のエピソードをお話しましょう。
私は大学時代は普通の学生でした。授業はまじめに出ていましたが、ただそれ
だけでした。髪型は少し長めでパーマをかけていたこともありましたっけ。
しかし、皮膚科の医局に入局すると生活は一変し、臨床に加え、大学院生でも
ありましたので研究や学会で休みはほとんどなく（１年で休めたのは数日のみ
でした）、髪を切る暇がなくなり、切る時は思いっきり短くするしかなくなり
ました。時間を何とか見つけては近くの遅くまでやっている美容院（カットの
みで２５００円と安かった。）に行きました。
閉店間際に飛び込み、『いつものように短くして下さい。』と一言だけ言って、
カットしてもらっている間はひたすら寝ていました。私の髪が短くなったのは、
それからです。
その頃一つ気付いたことがありました。髪の毛を切って短い時は、集中力が高
まり研究のよいアイデアが浮かび、論文を書くスピードがアップしていたので
す。最近、本屋さんでこんな本を見つけました。『運を呼び込む成功顔になり
なさい。』（藤木相元 著）です。その一文を引用させていただきます。
『発想の起点というのは、額のなかの感性と知性にあります。ですから、第一
に、この額を常に出しておくことが重要です。前髪などを垂らしていると、そ
の人が本来有している知性・感性が埋もれてしまうのです。』とありました。
我が意を得たりと思いました。
私が院長を勤めている、とかち皮膚科は、今年の３月３日で開業して満８年を
迎えます。お陰さまで、新患は４万４千名を越えました。１日平均で約２０名
の新たな患者さんにご来院いただいている計算になります。十勝地方の人口は
約３６万人ですから、かなりの割合を占めていると思います。
髪を短くしたら、こうなったとは言えませんが、少なくとも『運』が上がった
のは間違いありません。
ニキビ治療には精神面の影響も大きいと思われますので、今回、敢えてお話さ
せていただきました。
今週のポイントは、ちょっと脱線気味ですが、こんなところでしょうか？
『髪の毛が顔にかかると刺激になります。ニキビを髪で隠すのはよくありません。
長年の髪型は変えたくないものですが、ニキビに髪の毛がふれないように少し
変えてみませんか？運気が上がって人生変わるかもしれませんよ。』
それでは。
おおいし まさき（大石 真暉：ペンネーム）
（昭和４１年北海道帯広市生まれ。平成６年札幌医大大学院修了。平成７年
同皮膚科学講座助手。平成９年とかち皮膚科開院。
平成１４年とかち美白研究所開所。
日本皮膚科学会認定皮膚科専門医・医学博士）
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●クチコミ情報「アレルゲンなど、外的要因を特定する」
（読者さんアンケートより）
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ただのニキビとおもっても、軽度のアレルギー（アトピー）体質でニキビが非
常に起きやすい、弱い肌だったりもします。例えば、自覚症状のない軽度のネ
コアレルギーの人は、猫を飼ってるうちは、慢性的にニキビが出来やすくなっ
たりします。猫を友人の家に預けている間、ニキビがきれいになったしります。
ハウスダストはもちろん、食べ物や動物、肌に合わなかった化粧品のあやしい
成分など、皮膚科で、心当たりのあるアレルゲンの血液検査をしてもらうのも
慢性のニキビの原因を探る一つかもしれません。
ペットのフケが原因なら、ペットを触ってすぐ手を洗うとか、ペットのシャン
プーをまめにするとか、対策もできます。
一回の血液検査で、アレルギーの原因物質を何種類も指定できます。自分がア
レルギーに反応しやすい体質かどうかも解ります。検査の結果は、外部委託が
ほとんどで皮膚科じゃなくても、最寄りの内科に電話できいてみると、検査し
てくれるところ多いです。結果は１週間くらいかかります。花粉症の薬を飲ん
でる人は、抗体が通常と違うので検査の時、医師と相談。
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●クチコミ情報「弊害」（読者さんアンケートより）
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肉を食べないとか、牛乳をのまないとかも、確かに効果があるのですが、普通
に食べてた人が、突然たべなくなると、一気に肌がおとろえることで、シワや
たるみの原因になったり、乳製品をまったくとらない時期が長引くと、日本人
は、乳製品を分解できる酵素がなくなって、ケーキや、ちょっとした料理の乳
製品でもお腹がゴロゴロしたり、下痢をするようになったりします。
またピーリング系も、度合いや成分によりますが、冬の乾燥時にやると、シワ
や、敏感肌を促進してしまい、肌荒れの原因になることもあります。
ステロイド系の物質が入った軟こうなど炎症に効きますが、治ったあと再発す
ると症状は繰り返すたびにわるくなるのがアトピーの常識です。ステロイドは
効くけど、やめたときのリバウンドもいろんな期間であらわれて…本気で取り
組んでる医者ならニキビ程度で使わないのは常識です。
一般的な大人のニキビにはそれなりに原因があると思います。一定期間なおす
ことで、それがよいことでも、あとで弊害もでてくることがあるので、それを
知っておく事も、大切だと想います。
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●クチコミ情報「運動（エアロビやジョギング）」（読者さんアンケートより）
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薬に頼るより運動（エアロビやジョギングなど）をして治したほうが健康の為
には良いと思うし、その場しのぎではなく、体の根本から改善できると思う。
スポーツクラブに通い、週二回ぐらい運動する習慣をつけたら自然とにきびは
できにくくなった。
運動して、基礎代謝をあげることが肌改善に繋がると、やっと気付きました。
基礎代謝が悪いことが原因なのに、薬や化粧品に頼っても根本的な改善になっ
てなかった。
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●クチコミ情報「体質改善」（読者さんアンケートより）
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薬やサプリメントより、ひたすら体を冷やさないように気を配る。血行を良く
する。睡眠をとる。対症療法じゃなくて、自分の中からなおしていく。
治っていくのは本当にゆっくりですが、あせらず頑張ってください。
確かに顔や背中にニキビがでるのってイヤなものですが、体の不調がすぐ肌に
現れることはある意味すごいありがたいことなんだなと気持ちを入れ替えてい
くことができるようになりました。世の中には、血液や肝臓や、もし症状がで
るようなら致命的な場所に出る人もいますし…。考えようによってはその分だ
け幸福なんだなって思えるようになりました。
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●クチコミ情報「生活習慣」（読者さんアンケートより）
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運動と、肌を健康にすることを考えて、ハト麦茶を毎日のんで、とにかく規則
正しい生活をおくった。
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●クチコミ情報「ルミンA 」（読者さんアンケートより）
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ルミンA はかなり効きました。これのお陰でほとんど治りました。ホルモンの
バランスが悪い、冷え性、血の巡りが悪いなどが思い当る方にはお勧めです。
★「ルミンＡ」はサイトのクチコミ情報のページ
でも紹介してます。
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●編集後記
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先日体験メイク教室に行ってきました。
ニキビがひどかった頃は鏡を見ないようにしてたし、このニキビ肌が治らない
うちは、メイクする意味もないように思えて、メイク化粧品も買ってなかった
んです。
ただこの前男の人に「化粧下手だな〜」って言われて。。。
現在私のニキビは落ち着いて、ちょっと肌が荒れ気味の人だなくらいにしか思
ってなかったから、その人は気にもせず言ったのでしょうが…。
確かに、ここしばらくメイク勉強はしてなかったんですよね。
ニキビも改善に向かってきてることだし、今のメイクも覚えなくてはいけない
なぁってな訳で、体験メイク教室の記事が気になって行ってきました。
アイメイクなどを習う気で行ったのですが、そこではまず肌をキレイにするこ
とから説明されました。
欠点を隠すメイクではなく、持っているものを活かすメイク。
隠して厚化粧すると、見る人は厚化粧に違和感を感じるそうです。
肌を綺麗にするには、基礎代謝がとても重要だそうです。
基礎代謝が悪いと肌がくすむし、肌トラブルも起きやすい。
ということで、今回のクチコミ情報は、「運動」についてのコメントを多く紹
介してみました。
私も現在エアロビに通って、基礎代謝をあげるように心掛けてます。
お陰で万年肩凝りも解消しつつあります。
このメルマガを読んでいる方も1日中パソコンの前に座っている生活で運動不
足の生活をしていたら、運動と姿勢を正すことを心掛けてみてください。
薬や化粧品よりも、身体と適度な運動というのは切り離せないものなのだと実
感してます。
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